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質量分析関連の用語の間違い

或る質量分析計のメーカーさんのメールマガジンに登録しているのですが、最近以下のような内容のメールが届きました(一部抜粋)。

 

「四重極型質量分析装置では質量数が近似したピーク分離が困難となりますが、高分解能型質量分析装置の...」

 

何が間違いだか分かりますか?

 

はい、そうですね! ✕質量数 ⇒ 〇質量 です。

質量数は整数なので、近似している数値の違いとしては最も近くて「1」です。四重極質量分析計でも分離可能です。

 

少し前、ある学会に参加していてこのメーカーさんのランチョンセミナーに参加したのですが(お弁当ご馳走さまです)、

やはり用語の間違いがあり(原子量 ⇔ 原子の質量)、アンケートで指摘して差し上げました。

 

他のメーカーさんでも、セミナーなどを聴くと、この種の用語の間違いをしているケースは結構あります。

たかが用語、されど用語、正しい用語を使って欲しいものです。

 

エムエス・ソリューションズのセミナーでは、細かい用語に至るまで質量分析に関して現在正しいとされている内容をしっかりお伝えします。

 

 

 

 

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