blog

第74回質量分析総合討論会

先週(6/10~12)、パシフィコ横浜で開催された、第74回質量分析総合討論会に参加してきました。

 

今回はポスター発表を1件、タイトルは、「転写プレートを用いた植物や工業材料の質量分析イメージング」。

転写プレートは、質量分析イメージング(MSI)の試料前処理を簡素化、あるいは従来の試料前処理が困難な試料に使えるMSI用の消耗品です。

浜松ホトニクスが開発して、私が代表を務めているもう1つの会社「株式会社プレッパーズ」で販売しています。

 

浜ホトで転写プレートを開発した池田さん(私の飲み友達でもある)も転写プレートを使ったポスターを出していて、最終日に隣同士になってしまいました。池田さんが午前中で私が午後。午前中の池田さんのポスターには終始人が集まっていて、転写プレートを使ったMSIに興味を示す人が多かったです。

午前中にこれだけ池田さんのポスターに人が来てしまうと、最終日だし似た内容だし、私のポスターにはあまり人が来ないかなぁと思っていましたが、どうしてどうして結構な人数の人が見に来てくれました。今回測定した試料は、自転車のタイヤとチューブ。従来のMSI用の試料前処理、すなわち凍結・切片化は当然出来ませんし、DESIで試料をそのまま測定してみたのですが、うまくシグナルが検出出来ませんでした。

転写プレートを使ったら、とても良いデータがとれました。これ↓はチューブのデータです。

 

チューブを1 cm角くらいの大きさに切って、外側と内側をそれぞれ転写させて測定しました。

内側には白い粉のような物体が付着していたのですが、それがm/z 249やm/z 362に示す画像として確認出来ました。

 

なかなか興味深いデータがとれたので、もう少し深掘りして11月の高分子分析討論会でも発表しようと思います。

 

 

 

ページトップ